ホイアン世界文化遺産

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サーフィン博物官

サーフィン博物官はホイアンのチャンフー通りの149に位置している。
ホイアンという地名が生まれたのは16世紀末と考えられる。ホイアンの歴史は古い。紀元前の頃の文化は、サーフィン文化という。2世紀から15世紀までの中部ベトナム一帯を支配したチャンパ王国による文化はチャンパ文化と呼んでいる。サーフィン文化は紀元前数世紀から紀元後2世紀の間に中部ベトナムで栄えた稲作を伴う初期金属文化である。サーフィン博物館に豊富な副葬品を持つ甕棺墓が多数堀だされ展示されている。
 

 
ホイアンの街中にあるサーフィン博物館の入り口を入ったすぐには、Bai Ong(1000~1500AC)、An Bang(2300 前)、Hau xa(サーフィン後期)、xuan Lam、Trang Soi(8~14 世紀)、Lang Ba(16~18 世紀)など、各考古発掘地より出土した遺物が展示さ
れている。また、これらの出土物には、火葬をした人骨を埋葬した骨壷や、装身具に用いられたと考えられるガラス、メノウ、貴石などで出来た装身具がみられる。それらのガラス、貴石の色は青もしくは赤である。器は土器で、表面に縄文様が施されたものもみられる。その他、鉄器も数点、展示されていた。ホイアンが発展を遂げた16~18 世紀の遺構を残すLang Ba 遺跡よりは、中国陶磁の白磁の合子が発見されたようであり、その形状は、クメールでもしばし見られるタイプに近似する。
ダナンにはチャムの彫刻が展示されたチャム博物館がある。チャム島はホイアンの東海上にあり9世紀前後のイスラム陶器やイスラムガラス、中国の越州窯青磁、長沙窯陶器などが出土した。チャンパ王国時代の東西貿易の中継地がホイアンであったことを証明するものでもある。